「プロの大会でアビスの全員開幕落下死を見て驚いた。」
「敗北確定時にわざとスパイクの爆破に巻き込まれてデスする理由がわからない。」
「人数不利時に武器をキープすべきか、それとも戦いに行くべきかの判断基準が知りたい。」
VALORANTのプロシーンでは、一見トロールに見える「自らデスする立ち回り」が頻繁に行われます。
実はこれらは、ゲームの根幹である「マネーシステム」を熟知していることによる高度な戦術的選択です。
私はFPSゲーマー兼ガジェットブロガーで、VALORANTを自ら楽しみつつ、VCTなどの大会観戦も趣味としています。
そこで今回は、VALORANTにおけるラウンド毎のマネーボーナスの基本から、プロが実践するアビスの落下死や爆破デスに隠された目的を詳しく解説します。
この記事を読むことで、複雑なマネーシステムの仕組みが理解でき、試合中のシチュエーションに応じた最適な引き際やデスの判断が迷わずにできるようになります。
結論から申しますと、エコラウンド・バイラウンドに関わらず、ラウンドに勝利することが最もクレジットを稼げる方法です。
ただし、ラウンド敗北時に生き残った場合は貰えるクレジットが最小(生存ペナルティ)となるため、弱い武器を持っていて負けが確定している場合はデスしたほうが得な場合が多いです。
また、敵のキルによるデスの場合は敵にキルボーナス(200クレジット)やウルトポイント(アルティメットポイント)が入ってしまうため、自らデスする選択をした場合は、可能な限り落下や爆破によるデスを狙いましょう。
ラウンド毎のマネーボーナスの早見表

まず最初に、ラウンド毎のマネーボーナスの早見表を以下に整理しました。
| イベント | 配布クレジット |
|---|---|
| ゲーム開始時 | 800 |
| ラウンド勝利 | 3,000 |
| ラウンド敗北(デス) | 1,900 |
| ラウンド敗北(生存) | 1,000(生存ペナルティ) |
| 2連敗 | ラウンド敗北 + 500 |
| 3連敗以上 | ラウンド敗北 + 1,000 |
| 1キル毎 | 200(キルした人が貰える) |
| スパイクの設置、解除 | 300(チーム全員が貰える) |
もちろん勝利が基本

先程の表で示したとおり、最もクレジット報酬の多いのは3,000クレジットを獲得できるラウンド勝利です。
(さらにスパイクの設置・解除やキルボーナスも入ります)
ですので、ラウンド開始時にまず考えるべきは、バイ方法に関わらず最善を尽くして目の前のラウンドに勝利することです。
デスするか、生存して武器キープするかの判断基準

VALORANTでは、ラウンドの敗北が濃厚になった際、「生き残って武器を持ち越す(キープ)」か「あえてデスする」かの選択を迫られます。
ここで判断を誤ると、経済状況に打撃を与えてしまいます。そこでここでは、キープすべきかデスすべきかの判断基準を解説します。
ピストルラウンドやエコラウンドで負ける場合は極力生存しないこと
ピストルラウンドやエコラウンドなど、初期武器や安い武器しか持っていない状態で敗北が確定した場合は、極力生き残ってはいけません。
先程の表で示したとおり、ラウンドに敗北して生き残ると「生存ペナルティ」が課せられ、次のラウンドで貰えるクレジットがわずか1,000に激減します。
一方で、デスすれば1,900クレジット(連敗時は最大2,900クレジット)が手に入ります。
価値の低い武器を守るために生存ペナルティを受ける行為は、次ラウンドのクレジットを自ら減らすだけの愚策です。
負けが確定したら、次のラウンドでフルバイするための資金を確保するため、極力デスしてクレジットを満額回収しましょう。
相手のキルボーナスやウルトポイントも意識する
デスを選択する際、相手のキルにならない方法があればそちらを選びましょう。(アビスで落下する。高低差のあるマップで落下ダメージを蓄積する。自分にダメージの入るスキルを当てる。スパイクの爆破に巻き込まれる。など)
敵の銃撃やスキルによって倒されると、相手に200クレジットのキルボーナスが渡り、さらに相手のアルティメットポイント(ウルトポイント)を1進めてしまうからです。
プロの大会を観ているとアビスの奈落へ全員で飛び降りて落下死したり、スパイクの爆破範囲に自ら巻き込まれてデスする立ち回りをよく見かけます。
これらはトロール行為ではなく、敵にキルボーナスやウルトポイントを与えずに、敗北ボーナスを満額受け取るための戦術です。
よって自らデスを選ぶ場合は、極力敵の関与しない方法で処理しましょう。
強い武器を持っている場合はキープも考える
逆に、自分がヴァンダルやファントム、オペレーターといった「高額な強武器」を持っている場合は、生き残って武器をキープすることも考えましょう。
これらの武器は購入に2,900~4,700クレジットが必要です。敗北ボーナスを貰うよりも、現物を持ったまま次のラウンドへ引き継ぐほうが、チーム全体の総資産を守ることにつながります。
判断の目安は、人数不利でラウンド奪還の勝率が極めて低い場合です。
例えば1対4などの状況では、無理に戦いに行って武器を敵に奪われるリスクを避け、マップの隅に隠れて武器を守るキープを選択します。
ただし、キープを狙う際も敵の「キープ狩り(武器を奪うために索敵して倒しにくる行為)」には十分な警戒が必要です。
バイ方法の呼称
バイ方法には「エコバイ」や「フルバイ」、「調整バイ」など、状況に応じて様々な方法があります。
ここではよく使用されるバイ方法とその概要を解説します。
フルバイ
スキルやヘビーシールド及びヴァンダル・ファントムなどの強武器を全て買い揃えるバイ方法です。
フルを抜いて単純に「バイ」と呼称する場合もあります。
エコバイ
クレジットが厳しく、武器を買い揃えられない場合に、次のラウンドでフルバイができるように節約するバイ方法です。
ノーアーマーかつ無料武器の「クラシック」を持つことが多いですが、ワンチャンスを狙って特定の人に「バンディット」や「シェリフ」などの強めのピストルを持たせたり、「バッキー」などのショットガンを持たせることもあります。
なお、攻守交代前の最終ラウンドではクレジットを次のラウンドに持ち越せないため、そこでエコバイしてしまわないように注意しましょう。
アンチエコ
相手がエコラウンド時の呼称のため、こちらのバイ方法ではありませんが、相手に武器を取られないように注意したり、交戦距離などに留意する必要があります。
相手がエコかバイなのかを確認するために、相手のクレジット状況も常に確認するようにしましょう。
セカンドバイ
1ラウンド目を落とした場合は2ラウンド目はエコバイが基本ですが、ワンチャンスを狙ってエコバイせずに購入できる限りの強い武器を購入することをセカンドバイと呼称します。
なお、セカンドバイした状態で2ラウンド目まで落としてしまうと、3ラウンド目でも強い武器が買えなくなるため、非常に苦しい試合状況になります。
調整バイ
エコバイほどではありませんが、次のラウンドに備えて節約するバイ方法です。
武器はブルトックやガーディアン、アウトローなどを持つことが多く、「フルバイはできないけどエコラウンドよりは勝率を上げたい」という場合に調整バイを行います。
ヒーローバイ
エコバイ時に1人だけにヴァンダルなどの強い武器を持たせることを「ヒーローバイ」と呼称します。
1人でマルチキルを狙えるようなフィジカルの強い選手がいるチームはエコラウンド時にヒーローバイをすることが多く、公式大会でもDFMのMeiy選手がヒーローバイでラウンドを勝ち取るなど、観戦者として見ごたえのあるバイ方法でもあります。
無理バイ
フルバイが出来ない状態で相手のマッチポイントを迎えた状態など、できる限りそのラウンド勝率を上げるため無理して強い武器を購入することを「無理バイ」と呼称します。
まとめ

本記事ではVALORANTにおけるラウンド毎のマネーボーナスの基本から、プロが実践するアビスの落下死や爆破デスに隠された目的を詳しく解説しました。
一見すると不思議に思えるアビスでの落下死やスパイク爆破への特攻は、生存ペナルティを回避しつつ、敵に資源を与えないための非常に理にかなった経済戦略です。
ラウンド敗北が濃厚な場合「弱い武器なら環境やスキルを利用してデスする」「強い武器なら徹底して隠れてキープする」という基本ルールを徹底するだけでも、コンペティティブでの経済状況が大きく改善されます。
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